社会人薬剤師が大学院で学ぶ意義
現場で薬剤師として働きながら、大学院で学び、博士号を取得することは難しいとお考えでしょうか。
当社代表(稲葉 一郎)は2019年9月に、熊本大学大学院薬学教育部医療薬学専攻の博士課程を修了しました。
当社では、向上心の高い薬剤師を最大限バックアップします。
熊本大学薬学部の甲斐 広文学部長の取材記事をご紹介いたします。
認定薬剤師を目指そう
薬剤師認定制度は、医学・薬学の高度化・専門化に伴い、特定の医療分野等において高度な知識や技量、経験を持つ薬剤師を認定する制度です。各種の認定薬剤師・専門薬剤師資格があり、様々に細分化された認定制度が存在します。
薬剤師免許には更新がないため、事実上薬剤師全体の資質水準を規定するものであります。
特定領域認定制度
薬剤師の生涯研修の一環として多くの団体が一定の研修実績に基づいて認定証を授与しています。研修認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、スポーツファーマシストなどはここに分類されます。
専門薬剤師認定制度
専門薬剤師は医師の負担を分散し安全で安心できる薬物療法を提供することを目標としています。それぞれの専門分野における活動を実践するとともに、指導的役割を果たし、研究活動も行うことができる薬剤師として認定するものです。一般社団法人日本医療薬学会が認定する、がん専門薬剤師、がん指導薬剤師などがあります。
日本薬剤師研修センター | 研修認定薬剤師 漢方薬・生薬認定薬剤師 |
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日本病院薬剤師会 | がん専門薬剤師 がん薬物療法認定薬剤師 感染制御専門薬剤師 感染制御認定薬剤師 精神科専門薬剤師 精神科薬物療法認定薬剤師 妊婦・授乳婦専門薬剤師 妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師 HIV感染症専門薬剤師 HIV感染症薬物療法認定薬剤師 生涯研究履修認定薬剤師 |
日本医療薬学会 | 医療薬学専門薬剤師 医療薬学指導薬剤師 地域薬学ケア専門薬剤師 地域薬学ケア専門薬剤師(がん) 地域薬学ケア指導薬剤師 がん専門薬剤師 がん指導薬剤師 薬物療法専門薬剤師 薬物療法指導薬剤師 |
日本臨床薬理学会 | 認定薬剤師 認定CRC |
日本臨床栄養代謝学会 | 栄養サポート(NST)専門薬剤師 |
日本緩和医療薬学会 | 緩和薬物療法認定薬剤師 |
日本化学療法学会 | 抗菌化学療法認定薬剤師 |
日本褥瘡学会 | 日本褥瘡学会認定師 |
日本臨床救急医学会 | 救急認定薬剤師 |
日本医療情報学会 | 医療情報技師 |
日本医薬品情報学会 | 医薬品情報専門薬剤師 |
日本腎臓病薬物療法学会 | 腎臓病薬物療法専門薬剤師 腎臓病薬物療法認定薬剤師 |
日本プライマリ・ケア連合学会 | プライマリ・ケア認定薬剤師 |
日本糖尿病療養指導士認定機構 | 糖尿病療養指導士 |
日本アンチ・ドーピング機構 | スポーツファーマシスト |
日本臨床栄養協会 | サプリメントアドバイザー |
認定薬剤師手当制度

当社では「認定薬剤師手当制度」を取り入れています。

「ラダー(ladder)」とは「梯子(はしご)」という意味で、段階を踏んでキャリアアップをしていくためのシステムと言えます。当社では、国が望む高い臨床能力を備えた薬剤師の育成に取り組んでいます。
多くの薬局において「薬剤師手当」が支給されていますが、これは薬剤師という国家資格に対してのみ支払われるものであり、当社ではそれに加え、各種認定薬剤師を取得した薬剤師については、その職能を正当に評価していきます。
薬剤師および薬局を取り巻く環境が大きく変化する中、かかりつけ薬剤師・薬局の推進を図り、患者様・住民住民の皆様から真に評価される医薬分業を目指します。
各種認定薬剤師 | 手当 |
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研修認定薬剤師 | 20,000円 |
緩和薬物療法認定薬剤師 | 20,000円 |
腎臓病薬物療法認定薬剤師 | 20,000円 |
HIV感染症薬物療法認定薬剤師 | 20,000円 |
認定実務実習指導薬剤師 | 10,000円 |
漢方薬・生薬認定薬剤師 | 7,000円 |
禁煙指導薬剤師 | 7,000円 |
スポーツファーマシスト | 7,000円 |
健康サポート薬局研修終了 | 5,000円 |
サプリメントアドバイザー | 5,000円 |
医療環境管理士 | 5,000円 |
熊本地域糖尿病療養指導士 (CDE-Kumamoto) |
4,000円 |
2018年6月15日、当社医療連携部 部長(近藤 元三)の所属する薬局セントラルファーマシー長嶺が、一般社団法人日本医療薬学会から認定薬剤師制度「研修施設」に認定されました。

認定制度についてはこちら
認定薬剤師認定者・指導薬剤師委嘱者一覧はこちら
薬剤師卒後教育
当社ではChemist and Pharmacistによる勉強会を毎月実施しています。
経験年数に応じて4段階のコースを選択できます。
また、Zoomや動画を活用したオンライン研修(CHEMISTオンラインコミュニティ)を受講することもできます。

新卒コース
添付文書の見方、最低限押さえておくべき薬学知識、薬歴の基本、薬剤服用歴管理料の算定根拠について学ぶ
基礎コース
警告や禁忌の取り扱い、調剤過誤から見た薬の注意点、実際の薬歴の記載方法について学ぶ
実践コース
薬の歴史や調剤過誤の実例を通して、添付文書をもとに適切な薬の使用方法から実践的な疑義照会のポイントまでを学ぶ
英語の論文を用いて世界と日本の医療の違いについて学ぶ
臨床コース
ガイドラインから、疾患と薬の関わりを学ぶ
ワークショップ形式で行い、自分で問題を見つけ解決する能力を身につける
高い臨床能力を持つ薬剤師を育成

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