研修報告書(後半)
2023年8月6日
穴見 友里絵
太宰府天満宮〜中華 桃花林
福岡にて医薬学の歴史について学びながら、関係各所の見学を行いました。
山下先生の解説を聞きながら、バスの中から見学したり、実際に太宰府天満宮や坂本八幡宮の散策を行いました。
太宰府天満宮ではその成り立ちや逸話について学びました。
太宰府天満宮は菅原道真公をお祀りする全国約12000 社の総本宮と称えられ、学問・至誠・厄除けの神様として崇敬を集めています。
道真公は京都で生誕し、幼少期より学問の才能を発揮、努力を重ねて一流の学者、政治家、文人として活躍しましたが、政略により京都から大宰府に流され、大宰府政庁の南館( 現在の榎社)で生涯を終えました。
門弟の味酒安行が亡骸を牛舎に乗せて進んだところ、牛が伏して動かなくなり、これは道真公の御心によるものであろうと、その地に埋葬されました。
その御墓所の上にご社殿が建立されました。
御本殿は改修工事中でしたが、仮殿があり、参拝することができました。
御神牛像があり頭を撫でることで知恵を授かれるとされています。
また、自分の不調がある場所を撫でた後に御神牛像の同じ場所を撫でると、不調が快復すると言われています。
太宰府天満宮を後にして、バスの中から太宰府政庁跡、学校院跡などを見学し、坂本八幡宮へと向かいました。
坂本八幡宮は新元号「令和」の起源となった(「梅花の宴」が行われた大伴旅人邸跡の候補地の一つとされています。
1,200 年余り前に編纂された日本最古の歌集「万葉集」におさめられている「梅花の歌三十二首」が太宰府で詠まれ、この歌の序文を引用し名付けられたのが元号「令和」です。
この一節が詠まれた歌会「梅花の宴」は当時の太宰府の長官であった大伴旅人の邸宅で開かれたとされています。
散策を終えた後はホテルオークラへと移動し、桃花林にて本格中華を頂きました。全員が自己紹介を行い、普段交流のない先生方ともお話しをして、仲を深めることができました。
今回福岡医薬学歴史散歩を通して、医薬学の歴史に関する場所の多さに驚きました。
何気なく通っている場所が実は歴史深いところであったり、知らなければ気づかないことだらけでした。
太宰府に行ったことはありましたが、成り立ちや逸話など詳しく知ることができて、新たな視線から見ることができたので、良い経験になりました。
今回の勉強会を企画、同行してくださった皆様に心より感謝申し上げます。