研修報告
2021年11月21日
コロナ禍のため海外への漢方生薬ツアーは今回も見送られ、昨年に続き熊本大学薬学部を見学させていただきました。
副学長の甲斐広文教授と、デブコタ・ハリ先生に案内していただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
宮本記念館は、昭和8年に熊本大学薬学部の前身である熊本薬学専門学校をご卒業された宮本佳博氏の寄付により建設されたそうです。
ホール正面にある陶壁「薬草の森」は宇土市にある蒼土窯で作られた草木捺彩陶という焼き物で、薬草園に生息する植物を描写しているそうです。
戦火を逃れ今に残る「宣戦詔書」。
「憲法発布勅語」。
これらの貴重な史料は普段は桐箱に保管されているとのことですが、今回特別に閲覧させていただきました。
有機概念図。
薬草パーク。
ビールづくりに用いられるホップ。
チベットの曼荼羅には薬草が描かれていました。
17世紀のオランダの画家ヨハネス・フェルメール。
熊本ホテルキャッスルの桃花源で中華料理をいただきながら、甲斐先生、ハリ先生も交えて歓談しました。
研究の場、学びの場である大学の先生方と、薬局で薬剤師として働く私達が交流する機会は貴重であり、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
薬局薬剤師は「街の科学者」であることを改めて意識した一日でした。